2015年 07月 15日
バジリカータ州 マテーラ
新市街と旧市街があって、新市街は良くイタリアで見られる街の様相。
一転して旧市街は、石灰質の岩石に作られた「サッシ」と呼ばれる洞窟住居があることで近年特に話題になって来た非常に面白い街です。
「マテーラの洞窟住居」は1993年にユネスコの世界遺産に登録されました。
2019年の欧州文化首都に選ばれています。
旧市街は丘になっているチヴィタ地区とサッソ地区(複数形でいうとサッシ)があって、グラヴィーナ渓谷の斜面に作られたサッシ地区は、地区を二つに分ける丘の上に立てられたドゥオモを挟んで、北側を①サッソ・バリサーノ、南側を②サッソ・カヴェオーソというエリアに分れています。
①のバリサーノというのは隣の州の町バーリに近い側と言うことで、バリサーノと呼ばれています。
とっても可愛いです。
タイムスリップしたような街並みがそのまま残り、夜も比較的治安は良く、12時くらいに歩いていても危険な感じはありませんでした。
というか、あまり人は歩いていませんでしたが、地元の人に聞いても大丈夫だよとの事でした。
2015年頭までは、2016年2月ごろに公開される、「ベンハー」のリメイク映画の撮影が行われていました。また以前メル・ギブソン主演の「パッション」の撮影にも。
まだそこまで観光地化されてない所と、マテーラの人の誠実な人柄。
古代から中世の歴史の話が満載で、しかも見たり体験できたりします。
8年前に来たことがある人によると、大分ホテルなどの宿泊施設も増え、街も綺麗になり、いい意味で観光しやすくなった様です。でも客引きが多くいるわけでもなく、落ち着いた雰囲気。
この街を訪れるには、街の歴史などを下調べしていくと本当に面白い経験になると思います。
最寄りの空港は、お隣のプーリア州のバーリ空港。
バーリ空港から私鉄が運転してますが、基本学生用なので平日のみの運航。
その他は送迎などの車手配などの移動になりますが、2度目以降のイタリアには是非訪れてみたい街です。
次回はマテーラの洞窟ホテル情報。
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by athteionvg
| 2015-07-15 23:46
| 街